安藤漢方薬局ではそんな悩みや不安をもつ方を支えたいと考えています。実は冷えや精神的ストレスを改善し妊娠しやすい身体を整えるには、漢方薬や自然薬など東洋医学が適しています。血液検査の結果や栄養状態、生活習慣など問題点がないか一緒に原因を探り、ご夫妻にとって最良のものをご提案します。ぜひご相談ください。
卵子は約90日かかって成熟し、ようやく排卵されます。その間冷えやストレスにさらされると血流が悪くなり卵子に十分な栄養、酸素が供給されなくなります。また食生活に偏りがあると、卵子の成長に必要な栄養素がとれなくなります。当店では血流を改善する漢方薬のご提案や、栄養面へのアドバイスなどでサポートします。
体温の低温期には卵胞ホルモンが分泌されることにより卵胞が大きく成長します。そして高温期になると卵胞ホルモンは減少し、黄体ホルモンが増えてこれにより子宮の内膜が厚みを増していきます。ホルモンバランスが乱れると卵胞がうまく成長しなかったり、子宮内膜が着床に適した状態にならないこともあります。
不妊の原因の約半数は男性であることがわかっています。精子数、精子の運動率が足りない場合、東洋医学では「腎虚(じんきょ)」ととらえ漢方薬などで改善を目指します。ストレスによる「気虚(ききょ)」「気滞(きたい)」などが原因になっているケースもあり体質に合わせた漢方薬をおすすめします。
卵子が約90日かかって成熟するように、子宮内膜も時間をかけて着床に適した状態になります。着床しやすい子宮をつくるためには必要な栄養をとること、血流を良くすること、冷えないようにすることなどが大切です。
不育症というのは習慣流産ともいわれ、妊娠しても流産を繰り返すものです。高プロラクチン血症などの内分泌系の原因や、子宮の形態の問題、自己抗体など免疫反応が原因している場合などさまざまです。不安やイライラなど不安定な精神状態を「気滞(きたい)」「気逆(きぎゃく)」「気虚(ききょ)」ととらえて気の巡りを改善する漢方薬をおすすめすることもあります。
妊娠中は貧血やカルシウム不足、つわりによる栄養不足、下肢のむくみなど体調をくずしやすい時です。つわりを楽にする漢方処方や、妊娠中の風邪に安心して飲める漢方処方、むくみを改善する漢方処方など、この時期の体調管理には漢方薬がぴったりです。
西洋医学では「数値がいいので問題ない」で終わってしまうところを、中医学の考え方を当てはめてみると、体のバランスが崩れていることや、体のすみずみに栄養が行き届いていないことがみえてきます。 妊娠、出産するために大切なことは「子宮の環境」と「精子、卵子の質」であると考えます。 それらを改善するために必要なことが大きくわけて3つあります。
●冷え
基礎体温の低温期に36.2℃以上あることが望ましく、体温が低い人は血流が悪く子宮が冷えています。36.2℃以上あっても手足を触ると冷たい、お腹や腰が冷たいという人も冷えがあります。
●ストレス
強いストレスを受けるとホルモンバランスが崩れ、基礎体温の乱れとして現れる場合があります。ストレスが冷えの原因になることもあります。
●食生活
精子、卵子の成長、子宮の成熟、受精卵の発育すべてに十分な栄養が必要です。冷えない体を作るためにも栄養をしっかり見直す必要があります。
西洋医学では「数値がいいので問題ない」で終わってしまうところを、中医学の考え方を当てはめてみると、体のバランスが崩れていることや、体のすみずみに栄養が行き届いていないことがみえてきます。 妊娠、出産するために大切なことは「子宮の環境」と「精子、卵子の質」であると考えます。 それらを改善するために必要なことが大きくわけて3つあります。
気虚: 「気」=エネルギーが不足して疲れやすい、冷えやすい
気滞: ストレスなどで「気」の巡りが悪くなり、自律神経が乱れやすい
血虚: 「血」が足りない。栄養不足や生活習慣の乱れ
瘀血: 「血」の巡りが悪く、必要な場所に血が届けられない
陰虚: 「水」が不足してからだの潤いが失われる。のぼせやほてり
痰湿: 「水」が停滞している。冷えの原因にも熱をこもらせる原因にもなる
●タンパク質
精子細胞、卵子細胞の成長には良質のタンパク質をバランスよく摂ることが大切です。子宮内膜の成熟(受精卵の良いおふとん)にもしっかりタンパク質を摂ってください。
強いストレスを受けるとホルモンバランスが崩れ、基礎体温の乱れとして現れる場合があります。ストレスが冷えの原因になることもあります。
●鉄分
貧血では赤血球がうまく酸素と栄養を運ぶことができず、精子、卵子の成長がさまたげられます。検査結果で貧血なしと診断された人でも、かくれ貧血の場合があります。かくれ貧血とは血液中の鉄分でなく脾臓、肝臓、小腸粘膜に予備に蓄えられる鉄分のことで「フェリチン」と呼びます。フェリチン血の基準は5~160ng/mlですが50ng/ml以上であれば妊娠しやすいといわれています。鉄分不足が卵子の染色体異常や受精卵の発育不良の原因になることもあります。
●葉酸
DNAやRNAの合成と細胞分裂に必要なビタミンです。精子の質をよくするためにも必要です。受精卵の細胞分裂が正しく行われるために欠かせません。
●亜鉛
黄体化ホルモン、卵胞刺激ホルモンの分泌に必要です。不足すると卵胞ホルモン、黄体ホルモンの分泌が悪くなり、高温期が短い、低温期が長引く、子宮内膜の増殖が足りない、などさまざまな影響が現れます。受精卵の細胞分裂を促す働きがあります。
●コレステロール
コレステロールは細胞膜をつくるのに必要で、卵胞ホルモン、黄体ホルモンの原料にもなるので必要な栄養です。不妊症の人にはコレステロール値が低い人が多く見られます。
●オメガ3系脂肪酸、ビタミンA、ビタミンD、核酸も大切です
糖質の摂りすぎはタンパク質を糖化して細胞を老化させます。冷たいもの、甘いものの摂りすぎは体を冷やします。インスタント食品やスナック菓子など食品添加物の摂りすぎは亜鉛の吸収をさまたげます。
◎ストレスにならないように、できることから始めましょう。
◎基礎体温をつけてみると、自分のタイプが分かりやすいです。